
<あらすじ>
ヴァンパイアの故郷として知られる極寒のトランシルヴァニア。村人たちが「ガーリック、ガーリック」と、なにやらフォークソングまがいの歌で大騒ぎする宿屋に、大雪に打たれて気絶した老教授アブロンシウスを抱えて、若き助手のアルフレートが転がり込んでくる。彼らはヴァンパイアを研究する旅の途中。
宿屋の主シャガールと女房のレベッカは、村人たちと一緒になって教授を介抱する。この宿屋に滞在することになった旅人二人。かなりエキセントリックな教授とは対照的に、助手のアルフレートはどうも気が小さく臆病なところがある。
しかし、こと恋愛に関してはまっしぐら!
宿屋の娘サラに一目ぼれするやいなや、心はもうここにあらずといった感じだ。
風呂好きのサラもバスタブの中で身を清めながら少々色気づいた口調でまんざらでもない様子。しかし、もうひとり彼女を求める存在がいた―ヴァンパイアのクロロック伯爵!!
どことなく寂寞としたオーラを放ちながら宿屋に近づき、親の束縛から逃れて羽ばたきたいサラの心に巧みに忍び寄るのだった・・・
(公式サイトより引用)
日本初演が2006年7月8月、帝劇で。
私はその時はスケートの追っかけに命燃やしてたおかげで、遠征費用が回せず何度も何度も断念してきたこのミュージカルが、やっと!大阪にやってきてくれました。
ホント嬉しかったな〜

そして山口祐一郎さんの歌声を聴くのも久しぶりだったんで、ずっと楽しみだったんですよ。
先入観を持たずに見たかったんで、全く予習なしで当日は臨みました。
ヴァンパイアものだから、多少は怖い部分があるのかな? ゴシック調? とか勝手にイメージ持ってたんですけど、見事にぶっ壊されました。
なんていうか、
脱力系のお笑いが多いっていうか、変に明るくてテンション高いし

一番オイシカッタのは、アブロンシウス教授役の石川禅さんでしょう。
とにかく
徹底的に変人でした。いや〜あれほど壊れてたら、怖いモノなんてないんじゃないかなあ?
図書館のシーンで過去の偉人の名前を延々と列挙する歌、あの早口は凄かった。何かの召喚呪文みたいで、一人で遠い世界に旅立っていったような感がありました(笑)
彼に比べると他の登場人物が(ヴァンパイアといえど)普通に見えたような??
クロロック伯爵の息子、ヘルベルト役の馬場 徹さんもゲイゲイしくてよかったです〜。
お風呂前での黒いキャミソール姿、めっちゃ似合ってましたよね
胸元がめっちゃなまめかしいことっ♪
男性って女装して気分転換図る人っているじゃないですか? 仕事でこんなこと出来て、すっごく楽しそうに見えました。
だって、アルフレートに言い寄るシーンって、異様に生き生きとしてると思いましたもん

いや〜役得役得ってとこですね(笑)
宿屋の亭主シャガールがヴァンパイア化した後、教授に追いつめられて思わず「ベジタリアンになります」っていう発言も面白かった。
サラとアルフレートはダブルキャストだったんで2日続けて観たんですけど、それぞれ味があって2倍以上得した気分になりました。
知念里奈さんて、ミュージカルやってたのね。知らなかった…。
アイドル時代も結構うまい方かな?って思ってたけど、声が伸びやかだったしとてもミュージカルに合ってると思いました

浦井健治くんはまあ想定通り上手かったな。
個人的に収穫だったのは山崎育三郎さん。男性の歌い手の若手でこの人っていうのを見つけるのがなかなか難しいと(個人的には)思ってたので、ちょっと嬉しかったです。
声量があるし、いい声だったと思います。舞台度胸もあるように感じたし、かなり身体能力高そうでしたね

そういえば、霊廟での教授とのやり取りですが、浦井くんと山本くんでは全く違ってたのが面白かったです。
山本くんはナマケモノみたいにぶら下がったりしてましたね。アドリブ結構多かったような気がします。
そしてやっぱり一番の本命の山口祐一郎さん扮するクロロック伯爵。
やっぱり「ゴンドラ」で登場ですかー(笑)そういうのは乗り慣れてるようなイメージあったんですけど、なんとなくぎこちないというか、窮屈そうというか、微妙にツッコミながら見てました。
胡散臭さを求められた役なら、彼以外はあり得ないでしょう?(ちょっと言い過ぎかな?)
いやいや、あのかすれたハスキーな低音は、ちょっと官能を刺激するような部分があって、誘惑されてしまうサラの気持ちが少し分かるような気がしました。
ただね、高音が…。
実は2年前の1月、
パイレート・クイーンという同じく山口さんが出演してるミュージカルを観た時、ちょっと違和感を感じていました。
あれ?彼の声じゃないって。
声が伸びないというか、出てない…

その時は、風邪をひいたのかな?って自分を誤魔化そうとしていました。
でも、今回彼の歌声を聴いて、そして申し訳ないけど2006年公演のCDを聴いてみて、確信してしまいました。
喉を酷使しすぎちゃったのかなあ?
低音はまだ太くていい声質が残ってるんだけど、高音は喉を詰めて出していて、無理しているのが分かってしまいました。
声量も小さくなってて、正直観ているのが切なくなりました…

それでも、精一杯、観客のために力いっぱい演じてる姿って、なんだかカッコよかったな。
1日目聴いた時よりは2日目聴いた時の方が声が出ている感じがしたので、日によって多少変化もあるのかもしれませんね。
でもね、カーテンコールでのあのはっちゃけた姿を見てると、
本当にミュージカルを愛しているのが痛いほど伝わってきましただから、こういう風にファンが思うのは申し訳ないですね

彼が出ている公演は、出来るだけ見守ってあげたいと思いました

そうういえばフィナーレでは、会場入り口で手渡されたサイリュームを振って、みんなで踊るんですよ。
役者さんの動きを真似するんですけど、私以外の周りの人達はもう慣れたもんで、派手に踊ってました。スゲ〜
やっぱり追っかけじゃん?!って内心ツッコミ。負けました。
お祭り騒ぎで締めくくれて、とってもパワーもらえたし、楽しかったです〜

また再演があったらぜひ遊びに行きたいなあ。


2012/01/12 (Thu) 19:57:39 | Category:
演劇・音楽 レポ |
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